2010年3月22日月曜日

間伐材を「売れる木」に


 今朝の日経新聞、CO2の削減政策に伴い、大企業が中小企業の温暖化対策を支援する見返りに設定された「国内クレジット制度」で二酸化炭素の排出枠を買う話が出ていた。その大半がボイラーの燃料転換で化石燃料から木質燃料への転換で、間伐材にスポットライトが当たっているということだ。日本は国土の67%が森林であるにも関わらず、しかも戦後植林した針葉樹が樹齢50年以上を経過して建築用の木材としてまさに旬を迎えているにも関わらず、需要の80%を海外からの輸入に頼っている。従って、林業は活性化されず、山の手入れも不十分で間伐された木が山に放置され、環境や二次災害の元になっている。
 新聞によると間伐された木材の70%が放置されたままになっているが、住宅戸数にすると40万戸に当たるという。昨年の新築戸数の50%に匹敵する。
 地産地消という観点から燃料転換を間伐材に充てようとする動きであるが、私たちは住宅への活用を推進している。間伐材を下地合板やコンパネの代わりに野地板や壁・床の下地材に活用しようという試みである。不揃いの丸太を製材し、板を横に並べて溝を切り、そこへ竹ヒゴを圧入して留め、サブロク版を作り上げる。これが森林ビルダーパネル」である。接着剤が全く使われておらず、健康面で安全な建材である。
 将来的に新築と同じあるいはそれ以上に取り壊し処理費用がかかるのではないかと言われていますが、これは工業化された新建材による建物の場合。自然素材の家は処理しても有害化学物質を大気中に放散しないし、土にも有害化学物質をしみこませない。全く安全で、余分なコストを発生させない素材なのです。土に産まれ土に還る。この自然循環の中で人間が生息していくことの当たり前を取り戻しましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿